交流
受賞者インタビュー クリスティアン アンカサさん
キャリアを見直し、流通科学大学へ編入
私の母国はインドネシアですが、8歳頃から日本人が運営する教会に通っていたので、日本には親近感を持っていました。
また母がコーヒー農園を経営しており、中学の頃から経理を任されていた経験があります。将来に向けて、日本の最先端の技術を学ぶべく、10年前、初めて日本に留学しました。そのときはIT技術を学んで帰国したのですが、その後、しばらくして「母の農園とは別に、食に関する貿易会社を創業し、経営をしたい」という目標ができました。そこで、ふたたび日本へ留学し、最先端の経営戦略について学ぶため、流通科学大学に入学しました。
知識・理論を学んで戦略的な経営へ
現在、私は大学生ですが、7年前からインドネシアで多言語の翻訳会社を経営する経営者でもあります。場所や時間にとらわれない働き方ができる会社で、社員は16名。私が日本にいる間、部下に実務を任せています。ただこれまでは経営を学んだことがなかったため、「まずやってみる」「違っていたら勉強代だと思って別の方法を試す」という経営でした。流通科学大学では「経営戦略」のゼミに入り、経営や物流に関して非常に有意義な理論・知識を学ぶことができました。
将来の夢は?
自由な会社を作るのが夢です。コロナでオンラインが普及したこともあり、今まで以上に国や場所に関係なく時間も気にすることなく働ける職場環境を確立し、ネットやメールを使って業務報告をするなど働く人にとっては家族と仕事が両立できる最高の環境で仕事ができる会社です。そうすることで働く人にとってはこの職場を離れたくないという理由でより効率的に働いてくれると思っているからです。
卒業後どうされますか?
卒業後は内定企業に入り、貿易の実務を経験したいと考えています。
大学では各国の留学生と親しくなりました。将来、さまざまな国・分野で活躍する中で、その人脈がつながることもあるだろうと思うと今から楽しみです。
また、同窓会有朋会に経営者の会があるとお聞きしたので機会があれば参加します。インドネシアに帰国した折には卒業生同士でも集まれればとも思います。