蜂屋真先生、非常勤講師としての最後の授業が行われました。

30年以上の長きに渡り本当にありがとうございました。

1月16日、蜂屋真先生が非常勤講師として最後の授業を行われました。
1988年の開学から教壇に立たれていた先生のお1人で、
昨年専任教員を退任後、今年は非常勤講師として勤務されていました。
最後の授業を終えられた後は、少し寂しげながらもやり遂げたという満足感で満たされたようなご様子でした。
30年以上の長きに渡り、本当にありがとうございました。

退任メッセージ(2021年に頂いたものを再掲載)

私は、本校が開学した1988年4月から2021年3月まで大学に33年間在職いたしました。
この間、同僚の先生方、事務局の方々、学生の皆さんに、いろんなことで大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。
私の在職期間中に、社会は様々な面で大きな変貌を遂げています。
いくつか紹介しますと、まずは情報環境の変化です。
1988年当時はまだ携帯電話がなく、通勤のサラリーマンたちは電車の中で皆新聞を読んでおりました。
しかし、今は電車の中で新聞を読んでいる人はほとんどおらず、皆さんスマホをいじっています。
コンピュータも1988年当時はインターネット環境になく、学生の皆さんはレポート作成の為の情報収集に苦労されていました。
次に、中国の変化です。
私は1991年に中国語学研修の引率として1か月間中国に滞在しました。
その時、中国人通訳の方は、語学研修の学生が乗るマイクロバスが日本製で、今の中国にはこのマイクロバスを作る技術すらないと嘆いておられました。
しかし、今や中国は、月へ探査機を着陸させる技術も獲得した、GDPが世界2位の大国に発展しました。
日本の抱える問題として、コロナ対策とオリンピックの開催の問題が連日テレビで取り上げられていますが、私はこれから日本に一番大きな変化をもたらすものは人口減少問題であると考えています。
日本の人口は、2020年には1億2500万人ですが、2050年には9500万人にまで減少すると予測されています。
もしこのペースで人口が減少すると、商店も、コンビニも、スーパーも、電車の本数も、自治体の数も半数で良いということになります。
この人口減少の影響はきっと大学にも直撃することでしょう。
しかし、実学をモットーとする、就職支援が手厚い、先生方が情熱的な教育を展開する流通科学大学は不滅だと思っています。
私は、流通科学大学が引き続き天下の英才を社会に輩出し続けられるよう、これから皆さんと共に外野席から流通科学大学を応援していきたいと思います。