元阪神タイガース(現千葉ロッテ二軍監督)今岡真訪氏の講演会が開催されました
テーマは「野球を通じて得たこと、伝えたいこと」
教育後援会が主催する「今岡真訪氏講演会」が12月8日(土)、本学キャンパスで開催され、学生やご父母の皆さま、卒業生など約120名が参加しました。
今岡氏は96年ドラフト1位で阪神に入団、1年目から98試合に出場するなど活躍を続け、首位打者、打点王などのタイトルを獲得、リーグ優勝、アトランタオリンピック銀メダルと輝かしい成績を残されました。
またファンからの人気も絶大で、2003年オールスターファン投票年間票数は158万票余りと史上最多数を獲得しました。
2012年の現役引退後は野球解説者、阪神コーチを経て2018年からは千葉ロッテマリーンズ二軍監督として指揮を執っておられます。
講演会では、皆さん熱心に今岡氏の話を聞いておられました
講演に先立って行われたサイン会では、ユニフォームを持参する熱心なファンの方も来場され、握手や写真撮影にも気さくに応じていただきました。
午後からの講演では「野球を通じて得たこと、伝えたいこと」をテーマに、阪神時代の思い出などを中心に、ご自分が野球生活の中で感じたこと、心がけていることなどをお話しいただきました。
体育会クラブの学生も多く聴講する中、大学受験で青山学院大学に不合格となり、東洋大学に進学したことをお話しになり、「自分にとって不合格はラッキーだった。東洋大に進学していなければ今の自分はない。人生で意のままにならないことは多いが、そんな時こそ『何か』が起きる。失敗を恐れず、文句を言われても自分のやりたいように突き進むことが大切だ」と学生たちにエールを送りました。
また阪神の星野監督(当時)に、「好きなようにやってみろ」と言われて、初めて「好きなようにやる」ことの「怖さ」を実感したと、言い訳のできない状況で「誰よりも練習した」2年間の星野阪神時代を振り返りました。
質疑応答も、ユーモアを交えた回答で大いに盛り上がりました
参加者との質疑応答では「若手育成に際して選手のモチベーションを上げるには」「チームキャプテンとして批判や誤解をされたときの心の持ちようは」など次々と質問が飛び出し、ユーモアを交えたお答えに会場は大いに盛り上がりました。
今回の講演会を企画した安田政彦学生課長は「今回の講演はプロでの体験を、学生の皆さんに伝えていただきたいと思い企画しました。今後の参考にして、クラブ活動をいっそう充実したものにしていってほしいと願っています」と話しました。